目次
まえがき
はじめに
第1部 総論
第1章 1959~60年の世界景気の動向
1 景気動向の概要
2 アメリカ経済の動向とその国際的影響
(1) アメリカの経済動向
(2) アメリカの景気動向の国際的影響
3 西欧,日本の景気上昇と国際収支の好調
(1) 西欧の経済拡大
(2) 西欧の国際収支の好調
(3) 日本の景気上昇と国際収支の好調
4 非工業国経済の活況と貿易の拡大
(1) 非工業国経済の活況
(2) 工業国向け輸出の増大
(3) 東南アジアの輸出増加
第2章 1959~60年における世界景気の特色と問題点
1 景気変動の型の変化と弾力的景気調整政策
2 西欧および日本におけるドル不足の改善とアメリカ国際収支悪化
3 物価の安定
(1) 原材料価格と海上運賃の低位安定
(2) 工業国物価の安定
(3) 非工業国の物価
第3章 世界経済の構造的,政策的な諸問題とその展望
1 貿易,為替の自由化
(1) 自由化の進展
(2) 国際分業関係の変化
2 経済統合等,いわゆる地域化
(1) 共同市場の進展
(2) 共同市場の成果
3 工業国間の格差の縮小と“金”の問題
(1) 工業国間の格差の縮小
(2) 国際通貨と金問題
4 非工業国の工業化に対する工業国の寄与
5 共産圏経済と自由世界経済との交流の増大
第4章 1961年世界経済の展望と問題点
1 アメリカ景気の動向とその国際的影響
(1) 予測される景気動向の諸要因
(2) アメリカ景気動向の国際的影響
2 西欧景気の成熟化
3 非工業国の貿易の動向
第2部 各論
第1章 アメリカ
1 1959~60年の景気動向
(1) 好況から後退ヘ
(2) 1959~60年景気上昇期の特徴
2 国際収支赤字と金流出
(1) 最近の国際収支の動向
(2) 金流出の問題
(3) アメリカの対外均衡回復策
(4) 国際収支の見通しと金価格問題の行方
3 1961年の景気展望
(1) 1961年に軽度の景気後退
(2) 限界のある景気対策
第2章 西欧
1 1959~60年の景気動向
(1) 好況からブームヘ
(2) 回復と拡大の原動力
(3) 産業別にみた回復のパターン
(4) インフレの収束と物価の安定
(5) 金・外貨準備の増強
(6) 最近の経済政策
2 貿易自由化と経済統合の進展
(1) 為替貿易自由化の現状
(2) 経済統合の進展
3 1961年の景気展望
(1) 根づよい民間需要
(2) 労働力不足が問題
第3章 東南アジア
1 1959~60年の経済動向
(1) 生産
(2) 貿易の動向
2 経済開発の現状
(1) 国民所得の成長
(2) 伸び悩む農業生産
(3) 工業生産の上昇
(4) 金・外貨準備の減少
3 展望
(1) 1961年の貿易動向
(2) 新しい発展への出発
第4章 共産圏
1 1959~60年の経済動向
(1) 圏内経済動向
(2) 東西貿易と低開発国援助
2 ソ連の7カ年計画の進捗と東西関係
(1) 1959~60年の経済動向
(2) ソ連経済の質的変化
(3) 貿易構成の変化と東西貿易
3 中国経済の発展と東西関係
(1) 1959~60年の経済動向
(2) 東西貿易の拡大
第3部 国際貿易の構造
第1章 構造的分析の意義と第3部の概要
第2章 アメリカの輸入需要と西欧・日本の対米輸出
1 アメリカの輸入の変動とその影響
(1) アメリカの好不況と輸入変動の食い違い
(2) 総輸入と分類別輸入の食い違い
2 総輸入,原料および完成品の輸入量の変動
(1) 観察結果
(2) 弾性値の検討
3 日・独・英3国の対米輸出
(1) 日・独・英の対米輸出量および相対価格
(2) 3国からの輸入函数と弾性値
(3) 日本の今後の対米輸出
第3章 西欧における貿易自由化の背景とその影響
1 貿易自由化と地域間相互依存
2 欧州共同市場内の地域的構造
3 共同市場内の構造的変化
4 貿易自由化措置の導入と輸入需要
(1) 原材料輸入に対する自由化の影響
(2) 工業製品輸入に対する自由化の影響
5 西欧の自由化と日本の自由化
むすびにかえて
付属統計表