目次

まえがき

第一部 総論

　第一章 一九五七～五八年における世界経済のうごき

　　第一節 一九五七～五八年景気後退の特徴

　　　(一) アメリカの景気後退

　　　(二) 西欧の景気後退

　　　(三) 景気後退の規模

　　第二節 景気回復のメカニズム

　　　(一) 制度的,構造的な安定要因

　　　(二) アメリカの景気回復

　　　(三) 西欧の景気回復

　　　(四) アメリカ景気変動の対外的影響

　　　(五) 低開発諸国の経済変動

　　第三節 世界経済の現状と問題点

　　　(一) 欧米経済は回復段階から新たな上昇期へ

　　　(二) 経済拡大とインフレ及び国際収支の問題

　　　(三) 自由化と地域化の潮流

　　　(四) 産業構造の改変

　　　(五) 東西の経済競争

　第二章 国際市場と日本

　　第一節 主として貿易面より見たアメリカと西欧および日本

　　第二節 低開発国市場における西欧と日本

　　第三節 むすび

第二部 各論

　第一章 景気回復に転じたアメリカ経済

　　第一節 一九五八年のアメリカ経済動向

　　　(一) 一九五七～五八年景気後退の要因

　　　(二) 一九五八～五九年景気回復の要因

　　　(三) 一九五七～五八年景気循環の特質

　　　(四) 一九五八年における景気後退と回復の過程

　　第二節 一九五七～五八年循環で提起された諸問題

　　　(一) 過剰設備の顕現

　　　(二) 雇用構造の改変

　　　(三) 金融財政政策の役割

　　　(四) 国際収支の逆調

　　　(五) アメリカ商品の競争力

　　　(六) しのびよるインフレの進行

　　　(七) 成長か安定かをめぐる諸問題

　　第三節 将来の展望

　　第四節 アメリカと世界経済

第二章 西欧

　　第一節 プロローグ

　　第二節 五八年の経済動向-地固めの年-

　　　(一) 景気後退の規模とパターン

　　　(二) 失業の増大

　　　(三) インフレの収束

　　　(四) 投資,消費,輸出の動向

　　　(五) 各国政府の景気対策

　　第三節 国際収支と外国貿易の動向

　　　(一) 国際収支の改善と金外貨準備の増強

　　　(二) 西欧の対米国際収支

　　　(三) 輸出入の動向と貿易尻の改善

　　　(四) 商品別輸出入の動向

　　　(五) 相手地域別輸出入の動向

　　第四節 石炭危機とエネルギー需要構造の変化

　　　(一) 山元滞貨の累積

　　　(二) 各国の石炭対策

　　　(三) 石炭危機の原因

　　　(四) 欧州のエネルギー構造と需給予測

　　第五節 通貨交換性の回復と欧州共同市場の発足

　　　(一) 通貨交換性の回復

　　　(二) 交換性回復とヨーロッパ経済

　　　(三) EPUの解消とEMAの発足

　　　(四) 貿易自由化の進展

　　　(五) 欧州共同体の発足

　　　(六) 共同体の規模と成長力

　　　(七) 共同体発足後における動き

　　　(八) 企業合同と提携の進展

　　　(九) アメリカ企業の進出

　　　(一〇) 資本の国際的交流

　　　(一一) 自由貿易地域案をめぐる諸問題

　　第六節 展望

　　　(一) 短期的見通し

　　　(二) 長期的見通し

　　　(三) 成長率と労働力の問題

　　第七節 イギリス経済

　　　(一) 景気後退から回復ヘ

　　　(二) 一九五八年のイギリス経済

　　　(三) イギリス経済の現状

　　第八節 西ドイツ経済

　　　(一) 経済成長率の鈍化

　　　(二) 物価安定の達成

　　　(三) 資本市場の復活

　　　(四) 資本輸出の活発化

　　　(五) 西ドイツ経済の現状と展望

　　第九節 フランス経済

　　　(一) 一九五八年のフランスの経済情勢

　　　(二) 新財政経済政策の意義

　　　(三) 一九五九年のフランス経済情勢

　第三章 苦境に見舞われた東南アジア諸国の経済

　　第一節 一九五八年の一般経済事情

　　　(一) 生産

　　　(二) 貿易

　　　(三) 物価・生計費

　　第二節 不況下の経済開発計画

　　　(一) 経済開発と増大した資本財輸入の比重

　　　(二) 経済開発計画と財政赤字の増大

　　　(三) 経済開発の停滞

　　　(四) 海外よりの援助

　　第三節 東南アジア諸国と日本

　　　(一) 貿易

　　　(二) 賠償および経済協力

　　第四節 むすび

　第四章 ソ連の七カ年計画開始と東西の経済競争

　　第一節 一九五八年のソ連経済

　　　(一) 経済調整の継続と七カ年計画への転換

　　　(二) 農業諸制度の改革とその効果

　　第二節 七カ年計画と経済成長の諸問題

　　　(一) 七カ年計画と一九五九年度計画

　　　(二) 七カ年計画下の経済成長

　　第三節 ソ連圏の統合化と東西貿易

　　　(一) ソ連圏経済統合化の進展

　　　(二) 東西貿易

　　第四節 東西の経済競争とその帰結

　　　(一) 経済競争の目標と諸要因

　　　(二) 米ソの経済競争と世界経済への影響

　第五章 「躍進」的発展をうち出した中国

　　第一節 一九五八年以降における経済の「躍進」的発展

　　　(一) 基本建設

　　　(二) 工業

　　　(三) 農業

　　第二節 建設の「躍進」的テンポとその意義

　　第三節 経済の「躍進」的発展の所産―「人民公社」

　　第四節 経済の「躍進」的発展をもたらした諸要因

　　　(一) 建設速度に関する指導原理の確立

　　　(二) 「社会主義建設の総路線」の提起

　　　(三) 「総路線」下における生産発展の特徴的局面

　　第五節 経済の「躍進」的発展過程における問題点

　　　(一) 輸送力の不足

　　　(二) 消費財の相対的不足

　　　(三) 土法技術採用による品質上の問題点

　　第六節 対外経済関係の発展

　　　(一) 一般的特徴

　　　(二) 日中貿易の中断とその経過

　　　(三) 西欧諸国との貿易の著増

　　　(四) 東南アとの経済関係の発展

　　　(五) 社会主義諸国との経済関係

付属統計表