目次
年次世界経済報告の発表にあたって
第1部 総論
序言
第1章 世界経済のあしどり
1 自由経済圏
(1) ゆるやかな成長の持続
(2) 成長を支えた要因
(3) 成長率が鈍化した低開発国経済
(4) 貿易の拡大と国際収支の変動
(5) 国際商品市況の立直り
(6) 1964年の見通し
2 共産圏
(1) 経済の概観
(2) 拡大する東西貿易
第2章 成長過程にあらわれた諸問題
1. 欧米諸国における物価問題
(1) 戦後における欧米諸国の物価動向の特色
(2) 消費者物価上昇の内容
(3) 消費者物価上昇の要因
(4) 物価騰貴と賃金コスト圧力
(5) 最近における欧米諸国の物価対策の特色
2. ドル防衛政策の新展開と国際流動性問題の動き
(1) 新しいドル防衛策
(2) 国際流動性問題の動き
3. ガット交渉とEECにおける諸問題
(1) ブラッセル交渉中断の波紋
(2) ガット交渉における諸問題
(3) EECの制度的進展における諸問題
(4) 国際協調による世界貿易の拡大へ
4. 低開発国貿易促進の新たな動き
(1) 低開発国輸出の実態
(2) 輸出促進のための国際会議の動向
(3) 低開発国貿易拡大のために
第3章 世界経済にあらわれた諸問題と日本経済
終章 国際協調の新段階
第2部 各論
第1章 アメリカ
1. 1962~63年の経済動向
(1) 国内景気動向―息の長い景気上昇
(2) 国際収支の動き―新国際収支対策の背景
2. 国内経済体制の強化
(1) 減税政策
(2) 賃金・物価の安定政策
(3) 設備投資増強策
(4) 不況地域対策
(5) 株式市場の再編
3. 国際収支対策
(1) 新ドル防衛対策
(2) 国際協力による対策
(3) 輪出の増強
(4) 国際収支改善をめぐる諸提案
(5) 国際収支対策の影響
(6) 国際流動性と国際通貨体制に関する1962~63年間にみられた諸種の見解
4. 1964年の経済見通し
第2章 西ヨーロツパ
1. 1962~63年の経済動向
(1) 景気動向―成長の持続と物価の上昇
(2) 安定成長政策の展開
(3) 結びと展望
2. イギリス―停滞から拡大へ
(1) 1962~63年の経済動向
(2) 成長政策の展開
3. 西ドイツ―インフレの収束過程
(1) インフレ圧力の緩和
(2) 成長率の鈍化傾向とまる
(3) 国際収支の変貌
4. フランス
(1) 成長の持続とインフレの進行
(2) 安定成長政策の展開とその評価
(3) 結びと展望
5. EECの諸問題とその進展
(1) 概況
(2) 共通農業政策の諸問題
(3) 対外政策の諸問題
(4) 経済統合の進展
第3章 東南アジア
1. 伸び悩む東南アジア経済
(1) 輸出はやや回復
(2) 漸増続く輸入
(3) 貿易収支の赤字幅拡大と金外貨準備の減少
(4) 農業生産の停滞
(5) 軽工業の不振と重化学工業の拡大
2. 各国経済の特徴と最近の動向
(1) インド
(2) パキスタン
(3) タイ
(4) マレーシヤの発足
(5) 中国(台湾)
(6) 香港
(7) 韓国
3. 工業化の進行と貿易構造の変化
(1) 工業化の水準と速度
(2) 変化する輸入構成
(3) 工業製品輸出の伸長
第4章 国際商品の動き
1. 国際商品相場の上昇
2. 暴騰した砂糖相場と主要国の砂糖政策
(1) 引続く生産の減少
(2) 各国の砂糖政策
(3) 砂糖相場高騰の影響
3. 個別商品の動き(砂糖を除く)
(1) 波乱をみせたココア相場
(2) コーヒー経済の変貌
(3) 非鉄金属
(4) ゴム
(5) 堅調つづく羊毛相場
(6) アメリカ新小麦計画の流産と小麦相場
4. 国際機関における一次産品問題の展開
5. 国際商品協定の問題点
6. 補償融資スキームの展開
第5章 共産圏
1. ソ連,東欧の経済動向とコメコンの活動状況
(1) 1962~63年のソ連経済
(2) 東欧の経済動向とコメコンの活動状況
2. 中国(本土)の経済動向と対外経済関係
(1) 1962~63年の経済動向
(2) 中ソ対立の経済的影響
3. 東西貿易の推移
(1) ソ連,東欧
(2) 中国(本土)
(3) 自由圏諸国と東西貿易
付属統計表