平成元年度 年次経済報告
平成元年8月8日
経済企画庁
平成経済の門出と日本経済の新しい潮流
目次
第1章 昭和63年度の経済の動き
- 第1節 昭和63年度経済の特徴
- 1. 昭和63年度経済の動向
- 2. 昭和63年度経済の特徴
- 3. 自律的成長の要因
- 第2節 堅調に推移した家計支出
- 1. 伸びを高めた雇用者所得
- 2. 堅調に推移した家計消費
- 3. 高水準を持続した住宅投資
- 第3節 更に活発化した企業活動
- 1. 増加傾向続く生産
- 2. 一段と増加した企業収益
- 3. 広がりがみられる設備投資
- 第4節 対外バランスは改善傾向に鈍化
- 1. 強含みに推移した輸出
- 2. 拡大を続ける輸入
- 3. 縮小傾向に鈍化がみられた経常収支
- 第5節 国内バランスは引き続き改善
- 1. 引き続き改善した雇用情勢
- 2. 物価安定の持続
- 第6節 景気の現局面
第2章 生活と産業の高度化
- 第1節 家計行動の多様化,高級化
- 1. 個人消費の盛り上がり
- 2. ライフスタイルの変化
- 3. 家計行動の多様化,高級化
- 第2節 産業の高度化と情報化の役割
- 1. 産業構造の変化
- 2. 産業の高度化の流れ
- 3. 産業の高度化と企業行動
- 4. 産業の高度化の方向
- 第3節 産業の高度化と国民生活充実の課題
- 1. 労働時間の短縮
- 2. 我が国の高い物価水準
- 3. 我が国の流通構造
- 4. 経済のマイクロエレクトロニクス化への課題
- 5. 規制緩和の推進
第3章 グローバル化が進む日本経済
- 第1節 世界経済の循環
- 1. 世界貿易の循環とその変化
- 2. 資本,サービス等の取引とその動向
- 第2節 産業のグローバル化と直接投資の役割
- 1. 日本経済の比較優位と貿易構造
- 2. 直接投資の進展と輸出入パターンの変化
- 3. アウトソーシング,水平分業と国内産業への影響
- 4. 企業のグローバル化と国際経済関係
- 第3節 世界経済の課題と日本の役割
- 1. 国際経済の一体化と日本の位置
- 2. 世界経済の現状とその課題
- 3. 拡大均衡への道
第4章 日本経済のストック化
- 第1節 ストック化の現状
- 1. ストック化と資産の構成
- 2. ストック化の過程での問題点
- 3. 資産格差の動向
- 第2節 資産価格形成のメカニズム
- 1. 地価高騰とその要因
- 2. 株価変動とその要因
- 3. 資産価格の相互連関
- 第3節 ストック化と家計,企業の行動変化
- 1. 家計の資産蓄積と消費・貯蓄
- 2. 企業の資産選択と投資行動
- 3. マネーサプライと資産選択
- 第4節 金融資本市場の拡大と金融機関行動
- 1. 金融資本市場の拡大と質的変化
- 2. 金融構造変化の下での金融機関行動
- 3. 金融システム改善の方向
- 第5節 ストック化と日本経済の課題
- 1. 「資産大国」への課題
- 2. 社会資本整備の現段階と今後の整備方向
- 3. 土地・住宅問題への対応