昭和53年度

年次世界経済報告

石油ショック後の調整進む世界経済

昭和53年12月15日

経済企画庁


[年次リスト]

目次

昭和53年度年次世界経済報告の刊行に当たって

はじめに

第1章 1978年の世界経済

 第1節 先進国の景気動向

  1 順調な拡大つづくアメリカ経済

  2 持直し傾向の西ヨーロッパ経済

   (1) 緩慢な回復テンポ

   (2) 77年末以来再び回復へ

  3 米・欧間の景気格差は縮小へ

  4 持直す世界貿易

  5 米・欧間のインフレ格差の発生

  6 改増進まぬ西ヨーロッパの雇用情勢

  7 比較的安定している一次産品市況

 第2節 主要国の国際収支と為替相場の動向

  1 産油国経常収支黒字幅の縮小

  2 先進国間の経常収支不均衡に改善の兆し

  3 改善傾向のアメリカ貿易収支

  4 ドルの低落と円・マルクの高騰

 第3節 主要国景気の現状

  1 アメリカ

   (1) 着実な拡大つづく

   (2) インフレ抑制策の強化

  2 西ヨーロッパ

 第4節 発展途上国の経済動向

  1 成長つづく発展途上国経済

   (1) 概況

   (2) 生産の順調な拡大つづく

   (3) 再び悪化傾向をみせる貿易収支

   (4) 上昇に転じた物価

   (5) 増大する債務残高

  2 産油国

   (1) 低迷したOPECの原油生産

   (2) 産油国の貿易黒字幅縮小へ

 第5節 共産圏諸国の経済動向

  1 中国

   (1) 増勢を強める工業生産・貿易

   (2) 国民経済発展の10か年計画

  2 ソ連・東欧

   (1) ソ連

   (2) 東欧

  3 石油危機とソ連・東欧経済

   (1) 対西側先進国貿易における不均衡拡大

   (2) 東欧諸国の対ソ貿易収支悪化

   (3) 輸入インフレの問題

第2章 フロート制下の為替相場変動と国際収支

 第1節 為替相場の変化と国際収支

  1 主要国の経常収支と為替レートの推移

  2 為替レート大幅変動の原因

   (1) 物価上昇率の格差の拡大

   (2) 物価格差をこえる短期変動

  3 為替レート変化の国際収支調整効果

  4 景気政策入国際収支調整効果

 第2節 ドル低落の原因と影響

  1 ドル低落の原因

  2 ドル低落の影響

 第3節 主要国の貿易収支のすう勢

  1 主要国の経常収支のすう勢

  2 アメリカ貿易収支の長期的傾向

   (1) 悪化する貿易収支

   (2) 工業品貿易黒字幅も縮小傾向

  3 日独と英仏伊の貿易収支動向

   (1) 輸出動向に見られる相違

   (2) 輸入動向にみられる相違

第3章 成長条件の変化と先進国経済

 第1節 アメリカと西ドイツの景気格差

  1 景気上昇パターンの相違

  2 経済政策の相違

   (1) 財政政策の米・独比較

   (2) 財政政策慎重化の背景

 第2節 経済成長パターンの相違による景気上昇格差

  1 投資比率にみられる米-欧日の相違

   (1) 1960年代の成長パターンの特色

   (2) 1973年以後におけるアメリカ以外の投資停滞

  2 輸出依存度上昇における米・欧・日の相違

   (1) 1960年代の成長に占めた輸出の役割

   (2) 1973年以降の世界貿易の鈍化とその影響

  3 産業構造の変化と貿易の役割

   (1) 60年代の工業高度化と海外要因

   (2) 石油ショック以後の輸出依存の急上昇

   (3) 米・日・独にみられる特徴

第4章 中進工業国の進出と先進国経済

 第1節 拡大つづく発展途上国経済

  1 非産油途上国の成長

  2 成長持続の原因

   (1) 資本流入の増大

   (2) 穀物の豊作

   (3) 低い石油輸入依存度

 第2節 中進国工業品輸出の急増

  1 中進国経済の躍進

  2 中進国製品の先進国市場への進出

   (1) 中進国の工業品輸出の特徴

   (2) 準中進国の輸出

  3 先進国産業への影響

  4 ヨーロッパ新工業国の進出

 第3節 重要性高まる中進国市場

  1 発展途上国市場の成長

  2 激増する中進国の工業品輸入

  3 中進国における工業化と輸入需要

  4 ヨーロッパ新工業国の輸入

 第4節 発展途上国相互間の工業品貿易の成長

 むすび

参考資料


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