付注2-4 不確実性を加味した消費関数の推計について
1.概要
マクロの消費関数について、実質民間最終消費支出を被説明変数、実質可処分所得、実質家計純金融資産残高、高齢化率、政策不確実性等を説明変数とする以下の回帰式を推定した。推計期間は、2002年1-3月期から新型コロナウイルス感染症が拡大する前の2019年10-12月期までとしている。ただし、消費関数の推計結果は前提となるデータや推計の方法によって大きく異なるため、結果については相当の幅をもって解釈する必要がある。
2.データ
内閣府「国民経済計算」、日本銀行「資金循環統計」、総務省「人口推計」、経済産業研究所「日本の政策不確実性指数1」
3.推計方法
(1)推計式

※パラメータ下段の()内はt値を示している。ダービン・ワトソン比が1.13と正の系列相関が疑われるため、ニューイ・ウエストのHAC分散共分散行列を用いた。パラメータは、全ての説明変数について5%水準以下で有意になった。
決定係数R2: 0.90
DW比: 1.13
(2)変数の定義と使用データ等

(3)推計期間
2002年1-3月期~2019年10-12月期
1 "Policy Uncertainty in Japan" by Elif C. Arbatli, Steven J. Davis, Arata Ito, Naoko Miake, and Ikuo Saito