付注1-5 経済対策における主要な個人消費刺激策の概要

名称 内容
定額給付金  景気後退下での住民の不安に対処するため、生活支援を行うとともに、住民に広く給付することにより、地域の経済対策に資することを目的とする。
 世帯ごとに、対象者1人につき12,000円、2009年2月1日現在の年齢で18歳以下および65歳以上の人は1人につき20,000円を、口座振込等の方法により申請・受給者である世帯主に給付する。
 申請期限は、市町村における申請受付開始日から6か月。給付開始時期は、市町村によって異なるが、2009年3月から5月に給付を開始。
環境対応車の
購入促進措置
 環境性能の良い新車の買い換え・購入を促進することにより、環境対策と景気対策を効果的に実現することを目的とする。
 古い車を廃車して一定の環境性能を有する車を購入する場合、または古い車の廃車を伴わなくとも環境性能に優れた車を購入する場合に補助金を交付する。補助金額は、経年車の廃車を伴う新車購入補助については、乗用車12.5~25万円、重量車40~180万円、経年車の廃車を伴わない新車購入補助については、乗用車5~10万円、重量車20~90万円となっている。期間は、2009年4月10日から2010年3月31日までで、当該期間に新車新規登録、新車新規検査届出、廃車された(引取業者に「使用済自動車」として引き渡された)自動車が対象となる。廃車の場合、初度登録日(軽自動車は初度検査日)から13年に達した自動車が対象。
 なお、これに先立って、一定の排ガス性能・燃費性能を備えた自動車について、自動車重量税および自動車取得税の減税措置が行われている。自動車重量税については、50~100%減税、自動車取得税については、新車は50~100%減税、中古車も条件に応じて一定の減税措置がとられている。適用期間は、自動車重量税が2009年4月1日から2012年4月30日まで、自動車取得税が2009年4月1日から2012年3月31日まで。
エコポイント  地球温暖化対策の推進、経済の活性化及び地上デジタル放送対応テレビの普及を目的とする。
 2009年5月15日以降に購入した省エネ性能の高いエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビに対して、一定のエコポイントを付与する。エアコンの場合冷房能力に応じて6,000~9,000点、冷蔵庫の場合容積に応じて3,000~10,000点、テレビの場合サイズに応じて7,000~36,000点のエコポイントが付与され、買い替えをしてリサイクルを行う場合はさらにポイント(3,000~5,000点)が加算される。購入者はこれを使って様々な商品等と交換できる(ポイントの換算は商品によって異なる)仕組み。
 エコポイント取得の対象となる購入時期は、2009年5月15日から2010年3月31日まで。また、2009年7月1日以降、2010年4月30日までエコポイントの登録申請が可能。

(備考) 総務省、国土交通省、環境省、財務省資料等により作成。