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メキシコ経済のこれまで

200607年の経済>
   2006年の経済成長率は、4.8%となり、05年の2.8%から加速した。その要因としては、輸出の増加や政治的な不透明感の改善等に伴い、投資が高い伸びとなったことや、堅調なアメリカ経済や石油価格の高騰等、対外要因が良好だったことに加え、消費者金融の活性化が国内消費を刺激したことなどが挙げられる。製造業では自動車分野が好調で、06年の自動車輸出台数・生産台数・国内販売台数はいずれも過去最大を記録した。また、内政面では、司法の判断に委ねられていた大統領選(06年7月)の結果、前フォックス政権の改革路線の継承を唱えるカルデロン氏の当選が同9月に確定した。
   07年のメキシコ経済は、経済面で結びつきが強いアメリカ経済の成長が緩やかになることに伴い、成長率が鈍化するものとみられ、3%台半ば程度の成長が見込まれている(政府見通し3.6%、IMF見通し3.4%、民間機関20社の平均3.4%)。


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