第1章 第1節 3 企業の動向のまとめ

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2010年1~3月期までは、海外景気に支えられた輸出の増加や家電エコポイント制度、エコカー補助金制度等の政策効果による国内需要の喚起もあって、全ての地域で生産が持ち直した。特に、輸出が増加し、政策の対象となっていた輸送機械、電気電子といった業種のウェイトが大きい東海、九州などの生産の伸びが大きかった。しかし、2010年4~6月期以降、輸出の鈍化やエコカー補助金制度の終了等を背景に、多くの地域で生産の伸びが鈍化している。

他方、リチウムイオン電池をはじめとする環境関連分野の品目は、今後伸びる分野であるため、これらの品目の生産拠点がある地域における生産の増加への寄与が期待される。

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