第3章 第5節 ケーススタディ4:宮崎県‐知事の存在感が県を引っ張る

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宮崎県は、畜産業が盛んであり、生産量ではブロイラーと豚が全国2位、肉用牛が全国3位と、全国屈指の農業県であるが、地域ブランド指数では全国28位、1人当たり県民所得では全国40位と、今一つ目立つものがなかった。

しかし、07年1月に新知事が就任したことによって状況は一変し、知事への注目度の高まりから、宮崎県産品への注目度も上昇することになった。「みやざき物産館」の売り上げは、同年2月以降、前年同月の2~3倍と劇的に増加しており、効果的な広報がいかに県産品の売り上げにつながるかを示した格好の例である(第3-5-10図)。

第3-5-10図 みやざき物産館の売上高

第3-5-10図

(備考) 宮崎県提供資料により作成。みやざき物産館及び新宿みやざき館の売上高の計。

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