第2部 第1章 第4節 持ち直しのみられる地域もある個人消費 2.

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2.既存店の前年比マイナスが続く

2003年1-3月期からの大型小売店販売額の動向をみると(第2-1-4(2)図)、前年同期比(店舗調整済)はマイナスが続いている。2004年1-3月期には、福袋やクリアランスセール、バレンタイン商戦等が好調だったことやうるう年の影響で日数が1日多かったため、北陸地域で前年同期比0.0%、南関東で同0.2%減にまで持ち直した(全国では同2.2%減)。しかし、4-6月期には季節外れの台風の到来やクリアランスセールの日程が昨年とずれたことから、再びマイナス幅が拡大し、北海道の前年同期比5.7%減をはじめとして、九州・沖縄で同5.4%減、中国で同4.7%減等々となった。小売販売からみると個人消費の回復には力強さが欠けていると言わざるを得ない。

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