第2部 第1章 第1節 緩やかな回復の進む地域経済 3.

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3.過去2回の回復局面との比較

今回の景気回復局面はバブル崩壊後の過去2回の景気回復局面と比較して、どのようなことが言えるのだろうか。このため、インデックスの水準ではなく、回復局面の変化率をみることとする(第2-1-1(3)図)。 前々回の回復局面では、中国が最も回復しており、以降、北陸、東海と続いている。

前回の回復局面では、関東が最も回復しており、以降、沖縄、東海、東北、北陸と続いている。

今回の回復局面では、北陸が最も回復しており、以降、東海、近畿、九州、中国、東北と続いている。

いずれの回復局面においても北海道の回復度は比較的小さいものとなっている。

また、今回の回復局面は関東が大きく回復し、それが地域に広がっているというわけではないということが分かる。

地域ごとの回復度合いのばらつきを測るために、標準偏差を取ってみると、前々回が5.4、前回が3.0、今回が5.7となっている。

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