第2章 人口減少時代における働き方を巡る課題

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本章では、近年の働き方を巡る動きを概観し、人口減少時代における働き方の変化について社会保障の関係を含めて検討する。まず、第1節では、我が国の働き方の長期的な動向について概観するとともに、いわゆる働き方改革の動きによって生じている変化等について考察する。第2節では、「経済財政運営と改革の基本方針2019」においても取り上げられた「就職氷河期世代」について振り返り、景気変動が長期的な雇用動向に及ぼす影響を考察し、新卒採用の今後と長期的な雇用の関係を検討する。第3節では、高齢世帯や共働き世帯が増加する中、現行の社会保障と就労インセンティブの関係を検討する。

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