脚注10
年齢別の時系列の推移をみる際には、世代効果も含まれてしまう点に留意が必要である。例えば、平均勤続年数が短い世代が、ある年齢階層から次の年齢階層に移ったことによる影響が含まれる。この点を検証するため、世代別の平均勤続年数を確認してみたが、①2004~08年にかけては各年齢階層で平均勤続年数が大きく減少していること(リーマンショックによるリストラの影響も大きいと考えられる)、②最近5年間(2009~13年)では、20歳台において平均勤続年数が長期化しているが、他の層では緩やかな短期化が続いていることが確認された(付図2-6(1))。