脚注19

構造失業率の算出には、失業率と欠員率の関係(UV分析)を用いているが、①欠員と失業が等しくなることが失業率の収束(失業からの流入と流出が等しくなり、失業率が一定となる)の条件ではないことや、②失業に粘着性があり循環的な要因が直ちに失業率には反映されないことなどを踏まえると、推計された構造失業率の水準は、幅を持ってみる必要がある。