脚注3

円ベースの輸入物価は、契約通貨ベースの輸入物価と為替水準の動向の影響を受ける。このうち契約通貨ベースの輸入物価については、原油価格が2012年末から2014年夏に至るまでおおむね同水準で推移していたことにより、2012年秋以降おおむね横ばい圏内の動きをしていた。こうした動きを踏まえると、2013年以降の円ベースの輸入物価の上昇は、主にドル円レートの円安方向への動きによるものと考えられる(付図3-7)。