脚注18
住宅ローン減税制度は、住宅ローン残高の算定対象額の1%を所得税等から控除するもので、平成26年4月に、1年あたり最大控除額が20万円から40万円に引き上げられるなど、制度内容が拡充された。すまい給付金は、住宅を購入する収入が一定額以下の者を対象とした現金給付措置。収入が低い場合には所得税等が低く、住宅ローン減税拡充の効果が十分に及ばない可能性があるため、こうした収入層に対して住宅ローン減税と併せて負担軽減を図ることを目的としたもの。国土交通省によれば、2014年9月末までのすまい給付金の給付実績は7,710戸であり2012年の年間総着工戸数88.3万戸の0.8%程度となっている。