脚注8

第1-1-4表では、消費関数や住宅投資関数といったマクロ関数を用いた推計に加え、簡便的な手法として、時系列フィルターを用いて駆け込み需要の規模を推計した。具体的には、耐久財、半耐久財、非耐久財、サービスといった形態別の個人消費、また住宅投資について、それぞれ駆け込み需要が発生する直前までの実績値をもとにHPフィルターを用いてトレンド成分を抽出し、そうしたトレンドからのかいりを駆け込み需要とみなして算出した。耐久財は税率引き上げの2四半期前、半耐久財、非耐久財、サービスは1四半期前、住宅投資については3四半期前から駆け込み需要が発生すると仮定。駆け込み需要の規模については、推計手法によっても異なる結果となることから幅を持って評価する必要がある。