第1節 物価が上昇に転じなかった背景(7)
(7) 賃金が上がりにくい背景として、需給以外の面からも、(1)相対的に賃金の低い非正規雇用者の比率が高まっていること、(2)相対的に高い賃金を得ていた団塊世代の退職が始まったこと、などが挙げられる。こうした雇用者の構成の変化から、労働需給と雇用者一人当たりの平均である賃金の伸び率との関係が見極めにくくなっている。
(7) 賃金が上がりにくい背景として、需給以外の面からも、(1)相対的に賃金の低い非正規雇用者の比率が高まっていること、(2)相対的に高い賃金を得ていた団塊世代の退職が始まったこと、などが挙げられる。こうした雇用者の構成の変化から、労働需給と雇用者一人当たりの平均である賃金の伸び率との関係が見極めにくくなっている。