第2節 企業部門の基礎体力とリスクへの備え(23)
(23) より正確には、λのうち有意なものとそうでないものがあるが、Grangerの因果性テストにより、λ1=λ2=λ3=0という関係は棄却され、全体としての有意性は維持されることを示している。ここでは、λ1が負の値で有意になっており、これ以外は有意ではないが、それ以外が全て有意に効いてきたとしてもボラティリティのパラメーターが全体としてマイナスになる。そのため、為替レートの変動が輸出の増加分に対してマイナスの影響を与えることになることが分かる。