第2節 好調だが先行き予断を許さない海外部門(7)

(7) アメリカ経済のGDP成長率の民間エコノミスト予想(ブルーチップ・エコノミック・インディケータ。2007年10月時点)では、2007年10-12月期(1.8%)を底に、成長率は上昇していくものと予想しているが、成長率は3%をやや下回る伸びにとどまるとの予測になっている。また、ISM(全米サプライマネジメント協会)製造業新規受注指数(8月55.3→9月53.4)は、依然50を超えているものの、足下低下傾向であり、製造業における先行き不透明感がうかがえる。SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)のBBレシオ(7月0.83→8月0.83)は、依然1を下回る水準にあり、半導体等の需給環境は必ずしも楽観できない。