第2節 資金の流れからみた企業行動の変化とその背景(26)

(26) モデルの設定については、最適な負債比率への調整は直ちには行なわれず、多少のタイムラグを伴うことを想定して、被説明変数の一期ラグを説明変数に含めた。推計にあたっては、被説明変数のラグ項が説明変数に入っていることを考慮して、Arellano and BondによるGMMを用いて推計した。なお、その際、便宜的に最適負債比率への調整速度は一定であると想定した。