第2節 資金の流れからみた企業行動の変化とその背景(36)
(36) 例えばIMFのKramer and Stone(2005)はpost-reflation monetary frameworkについて、ノミナル・アンカーとしてインフレ目標(inflation objective)を導入しつつ、そのタイムフレームを明示しないことによって金融政策の幅を持たせること、金融政策のインフレへの影響について詳細な分析を取り入れたインフレ・レポートを公表すること、そして、この中で政策ツールを当座預金から短期金利に移行することを適切な手順でアナウンス・実行に移すことを提言している。