第2節 資金の流れからみた企業行動の変化とその背景(33)

(33) 英国中央銀行では物価上昇率など各変数の見通し公表にあたり、ボード・メンバーの見通しと実績の誤差が一定の確率分布に従うと仮定した上で予測誤差の範囲をファン・チャートに描いている。ここでのファン・チャートは時系列分析を用いた推計によるものであり、英国中央銀行によるファン・チャートとは性質が異なる。なお、時系列分析を用いたここでの推計は外木(2005)を参考とした。