第2節 資金の流れからみた企業行動の変化とその背景(26)

(26) GDPデフレーターについては2004年よりそれまでのパーシェ方式(比較時点の数量ウェイトを固定)から連鎖方式(前年を常に基準年に置く)に変更されたことにより下方バイアスが解消されたと考えられる一方、GDPギャップとの関係性が高くない点、輸入デフレーターを控除するためエネルギー等の輸入価格の高騰による一時的な押下げ効果が働く点などの問題もある。