第3章 雇用をめぐる変化と課題

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第1章では、感染拡大防止策の下、飲食や宿泊を始めとした接触型のサービス消費が弱いこと、その結果、こうした業種では政策支援を受けながら雇用維持を図る状態が続いており、新規の雇用創出には至っていないことを示した。他方、第2章においては、政策支援を受けつつ、感染症の終息した先を見据えた企業の事業転換の動きが生じていることも紹介した。そこでは、デジタル技術を一層活用することで、省人化を進めると同時に、新たなサービスを生み出す動きも生じている。こうした動きを加速するためには、技術を使う雇用者側への働きかけも重要となってくる。そこで本章では、感染拡大以前からの動きも踏まえつつ、雇用者の働き方にみられる変化と関連する政策上の課題を整理する。

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