第1節 質の高い雇用と生産性向上(12)

(12)政府においては、賃金面での介護職員の処遇改善に向けた施策を講じてきた。具体的には、2009年4月に、介護報酬のプラス3.0%改定(介護従事者1人当たり月額約9,000円の賃金引き上げ)を行うとともに、介護職員一人当たり平均月額1.5万円の賃金引き上げに相当する介護職員処遇改善交付金を創設した。あわせて、介護職員処遇改善交付金へのキャリアパス要件の設定(2010年10月から)等を通じて、介護職員のキャリアアップを推進するなどの取組を行っている。