第2節 物価の動向と金融資本市場(13)

(13)2009年11月にデフレと判断した背景には、消費者物価の基調が半年程度下落を続けたこと、名目経済成長率が実質成長率を下回る「名実逆転」の状態、すなわちGDPデフレーターの下落が前期比で2四半期連続したこと、GDPギャップが大幅なマイナスを続けており、物価の下落圧力が当面続くと見られたことなどがあった。