第3節 原油・原材料価格の高騰と日本の物価・賃金(37)

(37)なお、単位労働費用は、2008年1~3月期には、約10年振りに前年同期比でプラスとなった。これでデフレ脱却が一歩進んだとの見方も広がったが、GDPデフレーターは依然として前年比マイナスである。すなわち、単位当たりの営業余剰等が大きくマイナスとなっていることを意味する点に注意が必要である。