第3節 緩やかな物価上昇への動き(42)

(42) Kasuya(1999)では価格の下方硬直性を「価格上昇時よりも下落時の変化のテンポが遅い状態」と定義した上で、時系列的な統計手法を用いることで、主に、住居、光熱・水道、運輸・通信、教育、国産米、学校給食などに下方硬直性が検出されたとしている。