第2節 ゼロ金利解除後、安定的に推移してきた金融市場(25)

(25) 各行の預金金利設定方針をみると、市場金利対比で普通預金金利や短期の預金金利の引上げが抑制されている。例えば、量的緩和解除以前の2006年3月初から二度の利上げを経た2007年6月末までに、LIBOR1カ月物金利が0.58%上昇したのに対して、都市銀行の1カ月物定期預金金利は0.23%上昇にとどまった。