第4節 日本の金融機関の現状と課題(58)

(58) 消費者金融の金利については、利息制限法が貸出元本に応じて15~20%の上限金利を定めているのに対して、出資法上の上限金利は29.2%となっており、その間に挟まれた金利は、いわゆるグレーゾーン(灰色)金利となっている。消費者金融会社の多くがこのゾーンに金利を設定しており、多重債務の原因になっているとの指摘もある。