第2節 デフレ下の企業・銀行・家計の行動(43)
注) (43)全国銀行の破綻懸念先以下の不動産等の一般担保・保証でカバーされる(ii)分類債権は、11.7兆円(2002年3月期)あり、仮に全てが土地であるとして、全国の商業地価の減少率(2001年、-8.3%)と同じだけ価値が目減りしたとすると、その大きさは9,700億円となる。その多くが2次ロスとして追加的に引き当てする必要が出てくる。また、要注意先以上を含めると、銀行貸出については、100兆円程度の不動産担保があることから、担保価値のかなりの下落が続いており、貸出資産の回収リスクが高まっているとみられる。