第2節 デフレ下の企業・銀行・家計の行動(40)
注) (40)構造的失業率は人手不足の人数(欠員数)と失業者数が一致しているときの失業率とし、循環的失業率は構造的失業率以外の景気の変動に伴って発生する失業率とみる。循環的失業率は、需要不足失業率と呼ばれることもある。ここでは、人手不足の人数(欠員数)と失業者が同数存在する場合、仮にミスマッチや転職に伴う摩擦等の構造的な要因がなければ、それらは全て雇用されると考える。なお、ここで、欠員率は、公共職業安定所におけるデータを用いて労働市場全体の欠員率の状況を代替していることに留意が必要である。