第2章 世界の貿易・投資構造の変化(付注2-1)

[目次]  [戻る]  [次へ]

付注2-1 デジタルサービス貿易制限指数とサービス貿易の関係の推計について

1.概要

OECD諸国を中心とする43か国のパネルデータ(9年間)を用いて、デジタルサービス貿易制限指数とサービス貿易(対GDP比)の関係を推計する。サービス貿易(対GDP比)の1期ラグと、デジタルサービス貿易制限指数の差分項を説明変数とした。

2.データ出所

OECDによるデジタル貿易制限指数(DSTRI)、UNCTADによるサービス輸出額、IMFによる名目GDP

3.推計方法

(1)パネルEGLS推計式(クロスセクションウェイト、国の固定効果)

(2)推計に用いた変数の定義と内容

iは国、tは年次。

SER_EXは名目サービス輸出額。GDPは名目GDP

DSTRIはデジタル貿易制限指数(0~1の値を0~100に基準化)。

・β123はパラメータ。aiは国ごとの固定効果、εは誤差項。

(3)推計期間:2014~2022年。

4.推計結果

(参考)対象43か国

オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、日本、韓国、ルクセンブルク、メキシコ、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、アメリカ、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、コスタリカ、エストニア、インド、インドネシア、イスラエル、ラトビア、リトアニア、スロベニア、南アフリカ共和国。

<注>代替的な推計方法

(1)パネルLS推計式(国及び年の固定効果)

(2)推計に用いた変数の定義と内容

iは国、tは年次。

SER_EXは名目サービス輸出額。GDPは名目GDP

DSTRIはデジタル貿易制限指数(0~1の値を0~100に基準化)。

・β123はパラメータ。aiは国ごとの固定効果、εは誤差項。

(3)推計期間:2014~2022年。

(4)推計結果

[目次]  [戻る]  [次へ]