78 QE3の実施を決定した9月のFOMCの議事録を見ると、QE3の影響についてはFOMC参加者の意見が割れていることが確認できる。多数(many)の参加者が「QE3が長期金利の押下げや金融状況の緩和を通じて景気回復を支援できる」とした一方で、多く(a number)は「金融市場や実体経済に対する影響は不確実」とした他、少数(several)は「追加の資産購入が出口戦略を複雑化させる」と指摘し、1名(one)は、過剰なリスクテイクへの懸念を示している。ただ、大半(most)は「こうしたリスクは管理可能だ」との見方を示した。