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6 香 港     Hong Kong

<2005年>

香港経済のこれまで
香港の主要経済指標

<2006〜07年の経済>
 2006年前半は、個人消費や設備投資といった内需が好調で景気は拡大した。良好な雇用環境、資産価格の上昇等から所得は増加しており個人消費を支えた。1〜3月期の経済成長率は、内需、外需ともに好調で前年同期比8.0%となったものの、4〜6月期はアメリカ向けを中心に輸出の伸びが鈍化し同5.2%となった。06年の経済成長率は、5〜6%前後(政府見通し4〜5%、民間機関26社の平均5.7%(06年10月時点))となる見込みである。
 07年の経済成長率は5%程度(民間機関26社の平均4.7%)になると見込まれる。成長を支える要因としては、中国との経済協力協定(CEPA)の促進等による輸出の下支え、良好な雇用環境を背景とした個人消費の増加が挙げられる。下方要因としては、世界経済の減速による外需の鈍化がある。


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