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23 チリ     Republic of Chile
<2003年>

チリ経済のこれまで

<2004〜2005年の経済>
 2004年前半の経済成長率は、前年同期比4.9%となるなど安定した経済成長を維持している。これは、アジアを中心とする旺盛な銅需要に支えられ輸出が増加したことや、低インフレ率に伴う金融緩和策の継続を背景に国内需要が堅調に推移したことなどによる。2004年全体では、5%程度の経済成長が見込まれており、春時点(4.5%)より上方修正されている。
 2005年は、設備投資を中心に引き続き安定した成長が続くという見通しから、5〜5.5%程度の経済成長が見込まれている(中央銀行見通し5.0%、IMF見通し5.5%、民間機関5社平均見通し4.7%)。下方リスクとして、失業率が再び上昇傾向を強めていることから、この影響が経済全体へ波及することが懸念されている。


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