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22 アルゼンチン     Argentine Republic
<2003年>

アルゼンチン経済のこれまで

<2004〜2005年の経済>
 2004年前半の経済成長率は、為替レートの安定に伴う物価上昇率の安定を背景に個人消費や民間投資が拡大したことから、前年同期比9.0%増となった。国内需要の急増に伴って年初より電力不足の問題が顕在化し、その影響が懸念されてはいるものの、基調としては経済は引き続き好調を維持するものと見込まれる。
 2005年の経済成長率は、内需の回復を背景におおむね安定した成長を維持するという見通しから、4%程度の成長が見込まれる。一方、下方リスクとして、金融システム再建や対外債務再編交渉の遅れから外国からの資本流入が低迷し、設備投資が伸び悩むことを懸念する見方もある。
 なお、対外債務問題については、アルゼンチン政府は6月に「延滞金利を再編対象に含む」という新たな債務再編案を提出したが、債権者との意見の隔たりは大きく、再編交渉は長期化する見通しである。


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