第1部 第1章 地域経済の現状 <要約>
第1部 地域経済とグローバル化
第1章 地域経済の現状
<要約>
1.人口からみる地域の現状
- 人口の増減をみると、三大都市圏は増加、地方圏は減少という傾向。
- 人口移動の状況は、96年以降、再び緩やかな都心回帰の動き。過去と異なり、南関東に集中。
- 高齢化の進展度をみると、各地域とも一様に上昇しており、明確な地域差はみられない。
2.縮小傾向にある地域間の経済格差
- 一人当たり県民所得をみると、バブル期にかけて格差が拡大したものの、90年代に入ってからやや縮小。
- 失業率をみると、高失業率10県と低失業率10県の間の差はここ5年ほどでおおむね一定。
3.全国的に進展するサービス化
- 産業構成の変化をみると、全地域を通して、サービス業が拡大し、製造業及び建設業が縮小。
- 就業構造をみると、製造業は90年代に入って減少傾向、建設業は90年代後半から減少傾向、一方、サービス業は増加傾向。