第2節 生産性の視点からみた日本企業の行動(32)

(32) アメリカの場合、敵対的買収は、1980年代において活発にみられた。Andrade et al(2001)によれば、80年代の敵対的買収の比率は7.1%である。また、Rossi and Volpin(2003)によれば、90年代における上場企業における敵対的買収の件数は6.44%である。これに対して、日本の上場事業会社において、敵対的TOBの成功事例はいまだみられていない(レコフ調べ)。