第2節 地域間の経済格差とその要因(9)

(9) 修正就業率が、有業者数を有業者と求職中の無業者との合計で除したものであるのに対し、失業率は、完全失業者(就業意欲があり求職活動を行った非就業者)を労働力人口で除したものである。両者は、ほぼ対の概念と考えられるが、無業者はふだんの状態として仕事に就いていない者であり、臨時的に仕事をしている者が含まれるのに対し、完全失業者は就業意識があり求職活動を行ったものの調査期間中に少しも仕事をしなかった者であるなどの違いがある。