昭和39年
年次世界経済報告
昭和40年1月19日
経済企画庁
第1部 総 論
第5章 国際収支動向と国際流動性問題
3. 今後の流動性対策
われわれは将来の問題として国際流動性増強対策を考えねばならないが,その方法として,①スワップ拡充,②IMF信用供与の強化,③信用条件の緩和,④IMF資金の拡充などが考えられるが,新しい準備資産の創造についても慎重な検討を必要としよう。
いずれにしても,国際流動性の問題については,各国の緊密な相互理解と相互援助を必要としよう。