トピック(平成13年11月四半期報)

米国-同時多発テロ事件の影響-

アメリカでは、9月11日の同時多発テロ事件により、株価、消費者信頼感などに影響が出ている。

ニューヨーク株式市場は事件の影響により11日から14日まで取引を中止した後、17日から再開された。取引再開後ダウ・ジョーンズ工業株30種平均(ダウ平均)、ナスダック総合指数とも大幅に下落し(図1)、10月4日現在ダウ平均9,060.88ドル、ナスダック総合指数1,597.31ポイントとなっており、事件前の水準(9月10日終値)からそれぞれ5.7%、5.8%程度の下落となっている。

また、9月26日発表の9月の消費者信頼感指数は、前月比16.4ポイントの下落となっており、湾岸危機時 (90年10月:23.0ポイント下落) 以来の下落幅となった。(図2)

図1:アメリカ株価の動向

図2:米消費者信頼感指数の推移