付注2－2　非正規女性の追加就業希望規定要因

1　概要

希望があるにも関わらず追加就業ができない要因を探るために、追加就業の希望が多い非正規雇用の女性を対象に、どのような要因が追加就業希望につながっているのかについてロジスティック回帰分析により検証した。

2015年から2022年までの状況について毎年調査を実施している、リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」個票データを用いて検証した。

本分析では、追加就業を希望する子供がいる女性について、年齢、子の通学等状況、自身の学歴、介護の有無、現在非正規雇用として就業している理由、配偶者の年収、自身の年収階級を説明変数として、転職の有無に関してロジスティック回帰を行った。推計に当たり、各サンプルは調査に回答している最新年のデータを用いた。