平成24年7月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(7月)
7月の現状判断DIは、前月比0.4ポイント上昇の44.2となり、4か月ぶりに上昇した。
家計動向関連DIは、乗用車の受注に一服感がみられたほか、百貨店等での夏のセールが低調であったものの、気温の上昇に伴い飲料やエアコン等の売上が好調であったこと等から、上昇した。
企業動向関連DIは、円高等の影響が引き続きみられたものの、一部企業において受注の増加等があったこと等から、上昇した。
雇用関連DIは、製造業等で求人数の増加に一服感がみられたこと等から、低下した。
7月の先行き判断DIは、前月比0.8ポイント低下の44.9となり、3か月連続で低下した。
先行き判断DIについては、東日本大震災からの復興需要等への期待感がみられる一方で、夏の電力問題や、エコカー補助金終了後の反動減、消費税引き上げによるマインドの低下への懸念等による先行き不透明感がみられる。こうしたことから、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、これまで緩やかに持ち直してきたが、弱い動きがみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、44.2となった。雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.4ポイント上回り、4か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
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図表2 構成比
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2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、44.9となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を0.8ポイント下回り、3か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
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図表5 構成比
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