中長期の経済財政に関する試算
「中長期の経済財政に関する試算」は、今後10年間程度の経済財政の展望を提示するものであり、経済再生と財政健全化の進捗状況の評価や中長期的な経済財政政策の検討のための基礎情報として、その審議を行う経済財政諮問会議に提出されています。
2024年1月試算のポイント
<経済の中長期的な展望>
- ベースラインケース:全要素生産性(TFP)上昇率が直近の景気循環の平均並み(0.5%程度)で将来にわたって推移するシナリオ。中長期的に実質・名目0%台半ばの成長。
- 成長実現ケース:TFP上昇率が、デフレ状況に入る前の期間の平均1.4%程度まで高まるシナリオ。中長期的に実質2%程度、名目3%程度の成長。
<財政の中長期的な展望>
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国・地方のPB対GDP比:累次の経済対策によって歳出が増加したが、民需が拡大するなか、2024年度までに対策にかかる歳出の大宗が執行されることから、2025年度に改善。
いずれのケースにおいても、2025年度に赤字が残るが、成長実現ケースでは、歳出効率化努力を継続した場合、2025年度のPB黒字化が視野に入る。 - 公債等残高対GDP比:ベースラインケースでは2020年代後半に上昇に転じる。成長実現ケースではPBが黒字化する中で徐々に低下する。
最新の試算資料
- 中長期の経済財政に関する試算(令和6年1月22日経済財政諮問会議提出)(PDF形式:1045KB)
ポイント資料 (PDF形式:281KB)
計数表 (Excel形式:59KB)(PDF形式:226KB)