第2節 生産性の視点からみた日本企業の行動(19)
(19) M&Aとは既存の経営資源の活用を目的に企業や事業の経営権を移動することをいう。ここでのM&Aに関するデータはレコフ社の「MARR」データベースに基づく。M&Aには、経営参画につながる株式取得を含む一方、資産、負債の移転を伴わない単なる業務提携は除く。M&Aの形態には合併:2当事者以上が合併契約で1社になること、買収:50%超の株式の取得、事業譲渡:資産、従業員、のれんなどからなる「事業」の譲渡、資本参加:50%以下の株式取得、出資拡大:資本参加をしている当事者による50%以下の追加取得がある。