第1節 金融機関と企業が抱える問題(2)
(2) 金融システムの形態は、大別して、間接金融と直接金融とに分けられる。「間接金融」とは、基本的に金融機関がリスクをとり、家計と企業の間に介在し、家計から集めた預金等を企業に貸し付けるシステムである。他方、「直接金融」とは、家計などの最終投資家が直接リスクをとり、株式市場、債券市場など証券市場等を経由して企業の発行する本源的証券(借入証書、株券、事業債、CP等)を購入するシステムである。
(2) 金融システムの形態は、大別して、間接金融と直接金融とに分けられる。「間接金融」とは、基本的に金融機関がリスクをとり、家計と企業の間に介在し、家計から集めた預金等を企業に貸し付けるシステムである。他方、「直接金融」とは、家計などの最終投資家が直接リスクをとり、株式市場、債券市場など証券市場等を経由して企業の発行する本源的証券(借入証書、株券、事業債、CP等)を購入するシステムである。