第2節 短命の回復から再び景気後退へ(14)
注) 14. 平成12年度年次経済報告では、「物価は安定」としていた。当時は、景気が回復する中で、消費者物価(生鮮食品を除く総合)が、99年5月以降、前年比横ばいで推移した後、99年10-12月期、2000年1-3月期に前年比マイナス0.2%と若干の下落にとどまっていた。しかし、その後は本文の通り消費者物価は前年を下回って推移し、下落幅も徐々に拡大している。なお、2001年3月の「月例経済報告」において、持続的な物価下落をデフレと定義した上で、我が国経済が「緩やかなデフレ」にあると評価した。